この記事でいう短時間ゲームとは、ルール説明を含めて10分以内に終わるゲームのことです。二次会では、乾杯の直後や歓談の合間、メインの余興の前後に5〜10分の空きができます。その空きに入れられるゲームを知っておくと、進行が遅れた日にも組み替えがききます。
以下では、短時間で終わる二次会ゲーム10個と、ルール説明を30秒で済ませる文例、時間が押したときの使い方を説明します。
短時間で終わるゲームの3つの条件

短時間で終わるゲームには、説明が30秒で済む、準備物がほとんど要らない、終わりを司会が決められる、の3つの条件があります。
| 条件 | 内容 | 当てはまる例 |
|---|---|---|
| 説明が30秒で済む | することと勝ち方を、それぞれ一文で言える | テーブル代表じゃんけん |
| 準備物がほとんど要らない | 配る、回収する、機材をつなぐ、の手間がない | 誕生日が近い人探し |
| 終わりを司会が決められる | 問題数や制限時間を決めておき、そこで打ち切れる | 新郎新婦○×3問勝負 |
見落としやすいのは3つ目です。最後の1人が決まるまで続ける勝ち残り形式は、人数が多いほど終わる時刻を読めません。問題数か制限時間を先に決めておけば、予定の時間で終えられます。
短時間で終わる二次会ゲーム10選
説明込みで10分以内に終わるゲームを10個選びました。所要時間はルール説明を含めた目安で、人数や会場の広さによって前後します。
| ゲーム | 所要時間の目安 | 人数 | 準備物 |
|---|---|---|---|
| テーブル代表じゃんけん | 3〜5分 | 何人でも | なし |
| 新郎新婦○×3問勝負 | 5分 | 何人でも | 問題3問、マイク |
| どっちでしょうクイズ | 5分 | 何人でも | 質問のメモ |
| 数字当てニアピンゲーム | 5分 | 1テーブル4〜8人 | 問題 |
| ヒント早当てクイズ | 5〜8分 | テーブル対抗 | お題とヒントのメモ、マイク |
| 誕生日が近い人探し | 3分 | 何人でも | なし |
| 当たり席の発表 | 3分 | 何人でも | シール |
| かぶらず立ち上がりゲーム | 5分 | 1テーブル4〜8人 | なし |
| 席番号で質問タイム | 5〜10分 | 何人でも | 番号のくじ、マイク |
| 一斉撮影タイム | 3分 | 何人でも | カメラ係1人 |
1. テーブル代表じゃんけん
各テーブルから代表を1人ずつ出し、代表どうしのじゃんけんで勝ち残ったテーブルが優勝です。全員でじゃんけんをするより回数が少なく、決着までの時間を読みやすくなります。
- 所要時間: 3〜5分
- 人数: 何人でも(代表は1テーブルに1人)
- 準備物: なし
- 向く場面: 乾杯の直後、時間が押して余興を短くしたいとき
代表は「今日いちばん遠くから来た方」のように、司会が条件を出して決めてください。テーブルで譲り合う時間がなくなります。
2. 新郎新婦○×3問勝負
新郎新婦にまつわる○×クイズを、3問だけ出します。ゲストは座ったまま、両手で○か×を作って答えます。
- 所要時間: 5分(3問)
- 人数: 何人でも
- 準備物: 問題3問、マイク
- 向く場面: 新郎側と新婦側のゲストが初対面の会の序盤
勝ち残りにはせず、3問とも正解した人に拍手を送って終える形なので、時間は問題数で決まります。問題の作り方は「二次会クイズの作り方」にまとめています。
3. どっちでしょうクイズ
「朝に強いのはどっち?」のような質問に、新郎だと思う人、新婦だと思う人の順で手を挙げてもらう二択クイズです。答えは新郎新婦がその場で発表します。
- 所要時間: 5分(3〜5問)
- 人数: 何人でも
- 準備物: 質問のメモ
- 向く場面: 新郎新婦の人柄を紹介したい序盤
質問は事前に新郎新婦へ見せ、答えを確かめておきます。どちらか一方が悪く見える質問は外してください。
4. 数字当てニアピンゲーム
「二人が付き合い始めてから今日まで何か月?」のように、答えが数字になる問題を出します。テーブルで相談して数字を1つ決め、正解に最も近いテーブルが勝ちです。
- 所要時間: 5分(1〜2問)
- 人数: 1テーブル4〜8人
- 準備物: 問題(答えは口頭で発表するので、紙は要らない)
- 向く場面: 歓談の前、テーブルの会話を温めたいとき
相談の時間は30秒と決め、司会が声に出して数えると延びません。
5. ヒント早当てクイズ
司会が答えを伏せたままヒントを1つずつ読み、分かったテーブルが手を挙げて答えます。お題は「新郎の好きな食べ物」のように、答えが一言で済むものにします。
- 所要時間: 5〜8分(2〜3問)
- 人数: テーブル対抗(テーブルの数は問わない)
- 準備物: お題とヒントのメモ、マイク
- 向く場面: メインの余興の前に場を温めたいとき
ヒントは1問につき3つまでと決めておきます。どのテーブルが先に手を挙げたかは司会が決める、と始める前に伝えてください。
6. 誕生日が近い人探し
今日の日付に誕生日が最も近いゲストを、全員で探します。司会が「今月が誕生日の方」と聞き、手を挙げた人に日にちを尋ねて絞り込みます。
- 所要時間: 3分
- 人数: 何人でも
- 準備物: なし
- 向く場面: 乾杯の前後、ゲストがそろうのを待つ時間
尋ねるのは月と日だけにして、生まれた年は聞きません。見つかった人には拍手を送り、新郎新婦からひとこと声をかけてもらいます。
7. 当たり席の発表
開場の前に、数脚のいすの裏へシールを貼っておきます。司会の合図で全員にいすの裏を見てもらい、シールがあった人が当たりです。
- 所要時間: 3分
- 人数: 何人でも
- 準備物: シール
- 向く場面: 乾杯の前、会の締めの前
当たった人のごほうびは、乾杯の発声や新郎新婦との記念撮影にすると景品が要りません。いすにシールを貼ってよいかは、会場に確認してください。景品を使わない進め方は「二次会ゲームは景品なしでも盛り上がる」で説明しています。
8. かぶらず立ち上がりゲーム
テーブルごとに、相談も合図もなしで1人ずつ立ち上がり、立った順に「1」「2」と数を言います。2人が同時に立ったら最初からやり直しで、全員が先に立ち終えたテーブルの勝ちです。
- 所要時間: 5分
- 人数: 1テーブル4〜8人
- 準備物: なし
- 向く場面: 歓談で席が温まってきた中盤
制限時間は1分とし、終わっていないテーブルがあっても打ち切ります。立ち座りがつらいゲストは、手を挙げるだけで参加できるようにしてください。
9. 席番号で質問タイム
司会が番号のくじを1枚引き、その番号の席にいるゲストが新郎新婦へ質問を1つします。質問する人数を決めておけば、時間どおりに終わります。
- 所要時間: 5〜10分(質問は2〜3人)
- 人数: 何人でも
- 準備物: 番号のくじ、マイク(席に番号がない会では、受付で番号札を配る)
- 向く場面: 新郎新婦と話す時間をつくりたい終盤
急に当てられて困るゲストもいます。パスしてよいことを先に伝え、質問の例を3つ用意して選べるようにしておくと安心です。
10. 一斉撮影タイム
お題を1つだけ出し、全員が同じポーズをとって写真を1枚撮ります。お題は「両手でハート」のように、座ったままできるものにします。
- 所要時間: 3分
- 人数: 何人でも
- 準備物: カメラ係1人
- 向く場面: 会の締めの前、余興を1つ減らしたあと
テーブルを回って撮る企画と違い、撮るのは全体の1枚だけです。写真をSNSに載せてよいかは新郎新婦に確かめ、撮る前にゲストへ伝えます。
余興全体の組み立ては「結婚式二次会の余興完全ガイド」を参考にしてください。
ルール説明を30秒で済ませる文例

ルール説明は、すること、勝ち方、ごほうび、始める合図の順に、それぞれ一文で話すと30秒ほどで終わります。短時間ゲームが予定より延びる原因は、ゲームそのものより説明の長さにあることが多いためです。
- することを言う。「これから何をするか」を一文で伝えます。
- 勝ち方を言う。どうなったら勝ちかを一文で伝えます。
- ごほうびを言う。勝った人やテーブルに何があるかを伝えます。
- 始める合図を出す。質問は受けずに「では始めます」と言って始めます。
次の文例は、声に出して30秒ほどで読める長さにしてあります。名前とごほうびを入れ替えて使ってください。
テーブル代表じゃんけんをします。各テーブルで、今日いちばん遠くから来た方が代表です。代表のみなさんは私とじゃんけんをして、最後まで残ったテーブルが優勝です。優勝テーブルは新郎新婦と記念撮影をしていただきます。では代表の方、立ってください。
新郎新婦にまつわる○×クイズを3問出します。○だと思う方は両手で丸を、×だと思う方は腕でバツを作ってください。3問とも正解した方に、みなさんで拍手を送ります。では1問目です。
テーブルごとに、1人ずつ立ち上がって「1」「2」と数を言ってください。相談と合図はなしです。2人が同時に立ったら最初からやり直しで、全員が先に立ち終えたテーブルの勝ちです。制限時間は1分です。では、始めます。
細かい例外は説明に入れず、迷う場面が出たら司会がその場で決めます。司会の話し方は「二次会の司会進行のコツ」も参考になります。
時間が押したときの短時間ゲームの使い方
時間が押したときは、押している長さに合わせて「減らす、差し替える、外す」の順で対応します。削る順番を前日までに司会と決めておくと、当日に迷いません。
| 押している時間の目安 | 対応 | 例 |
|---|---|---|
| 5分ほど | 問題数や人数を減らす | ○×を3問から2問に、質問タイムを1人に |
| 10分ほど | 3分で終わるゲームに差し替える | 質問タイムを一斉撮影タイムに |
| 15分以上 | 短時間ゲームを1つ外す | メインの余興と新郎新婦のあいさつを優先する |
逆に時間が余ったときのために、準備物の要らないゲームを1つ控えにしておきます。テーブル代表じゃんけんと誕生日が近い人探しは、その場で決めてすぐに始められます。
入れる場所は、乾杯の直後、歓談の合間、メインの余興の前、会の締めの前の4つが候補です。会全体の時間配分は「二次会のタイムスケジュール例」にあります。
短時間ゲームで気をつけること
短時間ゲームでも、ゲストが嫌な思いをしないための配慮は省けません。次の4点を確かめてください。
- 罰ゲームを付けない: 短いゲームに罰ゲームを足すと、時間が延びるうえに負けた人が目立ちます。お酒を飲ませる罰や、見た目をからかう内容は避けてください。
- 個人のことを聞きすぎない: 誕生日は月と日だけ、質問タイムはパスあり、のように答えない選択肢を残します。
- 食事の提供と重ねない: 料理が出るタイミングは会場に聞いておきます。全員の手が止まるゲームは、料理が出た直後を外して入れます。
- 詰め込みすぎない: 短時間ゲームは1つの会で2〜3個までにします。数が多いと、歓談の時間が足りなくなるためです。
まとめ
- 短時間ゲームとは、ルール説明を含めて10分以内に終わるゲームのこと
- 条件は、説明が30秒で済む、準備物がほとんど要らない、終わりを司会が決められる、の3つ
- テーブル代表じゃんけん、誕生日が近い人探しは準備物がなく、3〜5分で終わる
- ルール説明は、すること、勝ち方、ごほうび、始める合図の順に一文ずつ話す
- 時間が押したら、問題数を減らす、3分のゲームに差し替える、1つ外す、の順で対応する
よくある質問
二次会の短時間ゲームは、何分くらいが目安ですか?
ルール説明を含めて5〜10分が目安です。乾杯の直後や締めの前に入れるなら、3分で終わるものが向いています。10分を超える企画は、メインの余興として時間を取ってください。
5分しかないとき、すぐできるゲームはどれですか?
準備物のないテーブル代表じゃんけん、誕生日が近い人探しがすぐにできます。シールを貼ってあれば当たり席の発表、カメラ係がいれば一斉撮影タイムも3分ほどで終わります。
短時間ゲームは、1つの二次会にいくつ入れるとよいですか?
2〜3個までが目安です。会の序盤に1つ、メインの余興の前か締めの前に1つ入れると、歓談の時間を残せます。時間が余ったとき用に、準備物のないゲームを別に1つ控えておくと安心です。
人数が多い二次会でも、短時間で終わりますか?
全員が同時に答える形か、テーブルの代表だけが動く形のゲームなら、人数が増えても時間はあまり変わりません。○×3問勝負、どっちでしょうクイズ、テーブル代表じゃんけんが当てはまります。最後の1人まで続ける勝ち残り形式は、人数が多いほど長くなります。
HareQを使う場合
HareQは、ゲストがスマホで答える早押しクイズアプリです。クイズコーナーは約30分を目安にしているため、この記事の短時間ゲームではなく、メインの余興に向いています。問題数はあらかじめ固定せず、司会が当日の進行を見て決められるので、時間が押した日は出題する問題を減らして調整できます。
HareQでできるのは早押しクイズで、じゃんけんや当たり席の発表、写真の撮影には対応していません。クイズが始まったあとの途中参加はできず、会場のネットワークが必要です。参加できる人数は無料プランが10名、スタンダードが50名、プレミアムが200名までです(2026年10月時点)。10名まではクレジットカードなしで無料で試せます。




