二次会の景品ゲームは、ビンゴ、抽選、じゃんけん大会、クイズの順位、チーム対抗の5方式から選べます。方式によって変わるのは、景品が当たる人の決まり方、かかる時間、必要な景品の数です。先に「使える時間」と「ゲストの人数」を決めると、方式を絞り込めます。
この記事では、5つの方式を同じ項目で比べ、人数と時間から選ぶ早見表、当日の進め方、司会の文例を説明します。
二次会の景品ゲームは「当たり方」で3つに分かれる

景品ゲームは、景品が当たる人の決まり方で「運で決まる」「実力で決まる」「チームで決まる」の3つに分かれます。当たり方が違うと、ゲストの受け取り方と進行の手間も変わります。
| 当たり方 | 当てはまる方式 | よい点 | 気をつける点 |
|---|---|---|---|
| 運で決まる | ビンゴ、抽選、じゃんけん大会 | 誰にでも当たる可能性があり、説明が短く済む | 待つだけの時間ができやすい |
| 実力で決まる | クイズの順位 | 正解と早さで順位がつき、結果発表が見せ場になる | 集計の方法を先に決めておく必要がある |
| チームで決まる | チーム対抗 | 勝ったチーム全員に渡せて、初対面でも話しやすい | 景品がチームの人数分だけ必要になる |
新郎新婦にまつわるクイズは、二人をよく知るゲストほど有利になります。幅広いゲストに景品が渡るようにしたい場合は、運で決まる方式を1つ組み合わせてください。たとえば、クイズの上位に景品を渡したあと、残った景品をじゃんけん大会で渡す組み方があります。
景品を渡すゲーム5方式の比較表
5つの方式を、所要時間、人数、準備物、景品の数、当たり方の5項目で比べると次の表になります。所要時間は、ルール説明と景品の受け渡しを含めた目安です。
| 方式 | 所要時間の目安 | 人数 | 準備物 | 景品の数 | 当たり方 |
|---|---|---|---|---|---|
| ビンゴ | 20〜30分 | 何人でも | カード、番号を引く道具、ペン | 多め(当選者の数だけ) | 運 |
| 抽選 | 5〜10分 | 何人でも | 番号札または名前カード、抽選箱 | 自由(用意した数だけ) | 運 |
| じゃんけん大会 | 5〜10分 | 何人でも | なし | 1〜3個 | 運 |
| クイズの順位 | 20〜30分 | 何人でも(挙手は少人数向き) | 問題、回答の手段 | 上位3〜5名分 | 実力 |
| チーム対抗 | 10〜20分 | 1チーム4〜8人 | ゲームごとの道具 | 1チームの人数分 | チーム |
時間が最も読みにくいのはビンゴです。ビンゴは景品の数だけ当選者が出るまで続くため、景品を増やすほど終わりが遅くなります。抽選とじゃんけん大会は、景品の数を変えても所要時間がほとんど変わりません。
5方式それぞれの進め方と詰まりやすい点
5つの方式には、それぞれ進行が止まりやすい場面があります。方式ごとに、同じ項目で進め方と対策を説明します。
1. ビンゴ
ビンゴとは、司会が引いた番号をカードから消していき、縦・横・斜めのいずれか1列がそろった人から景品を受け取るゲームです。ルールを知っている人が多く、説明が短く済みます。
- 所要時間: 20〜30分(景品10個前後の場合)
- 人数: 何人でも
- 準備物: ビンゴカード、番号を引く道具、ペン
- 景品の数: 多め。当選者の数だけ必要
- 当たり方: 運。そろった順に景品を選ぶ、または上の等から渡す
- 詰まりやすい点: 始めてしばらくは誰もそろわない。同時にそろった人が景品の残りより多い。後半は当選者が出るたびに進行が止まる
対策として、同時にそろった人が景品の残りより多いときの決め方を、始める前に伝えます。じゃんけんで決める方法が一般的です。時間が押したら「ここからはリーチの方も前へどうぞ」と条件をゆるめて終わらせてください。
2. 抽選
抽選とは、受付で配った番号札や名前カードを箱から引き、引かれた人に景品を渡す方式です。ゲストは席に座ったまま参加でき、5方式の中で進行が最も短く済みます。
- 所要時間: 5〜10分
- 人数: 何人でも
- 準備物: 番号札または名前カード、抽選箱
- 景品の数: 自由。用意した数だけ引く
- 当たり方: 運。新郎新婦が引くと二人の出番になる
- 詰まりやすい点: 番号札をなくした人がいる。当選した人が席を外している
対策として、番号は受付名簿にも控えておきます。当選者がその場にいないときの扱いは「1分待って戻らなければ引き直す」のように決めておきます。抽選はゲストが何もしない時間になるので、景品の数が多い場合は1回の抽選で数人ずつ発表してください。
3. じゃんけん大会
じゃんけん大会とは、司会または新郎新婦と全員がじゃんけんをして、勝ち残った人に景品を渡す方式です。準備物がなく、その場で始められます。
- 所要時間: 5〜10分(景品1個につき2〜3分)
- 人数: 何人でも
- 準備物: なし
- 景品の数: 1〜3個
- 当たり方: 運。最後まで勝ち残った人に渡す
- 詰まりやすい点: 後ろの席から司会の手が見えない。あいこの扱いが人によって違う。最後の数人がなかなか決まらない
対策として、「あいこは負け」と最初に伝えると、1回ごとに残る人数が大きく減ります。残りが5人ほどになったら前に出てもらい、その中でじゃんけんをして決めます。景品の数が多い会では時間がかかるため、じゃんけん大会は目玉の景品だけに使ってください。
4. クイズの順位
クイズの順位とは、新郎新婦にまつわるクイズを出し、得点の高い順に景品を渡す方式です。答えの解説がそのまま二人の紹介になり、余興のメインにできます。
- 所要時間: 20〜30分(10問前後)
- 人数: 何人でも。挙手で答える形式は少人数向き
- 準備物: 問題、回答の手段(挙手、紙、スマホのいずれか)
- 景品の数: 上位3〜5名分
- 当たり方: 実力。得点の高い順に渡す
- 詰まりやすい点: 挙手や紙では集計に時間がかかる。同点の人が出る。新郎新婦と付き合いの長いゲストが上位に固まる
対策として、集計する人を司会とは別に決め、同点のときの決め方(じゃんけん、追加の1問など)も用意しておきます。問題には、付き合いの長さに関係なく答えられる「どっちでしょう」形式を混ぜてください。問題の作り方は「二次会クイズの作り方」、順位ごとの景品の決め方は「二次会クイズの景品の決め方」で説明しています。
5. チーム対抗
チーム対抗とは、テーブルごとにチームを組んでゲームやクイズで競い、勝ったチームの全員に景品を渡す方式です。ゲストがチームで相談するので、初対面の人どうしでも会話が生まれます。
- 所要時間: 10〜20分
- 人数: 1チーム4〜8人
- 準備物: ゲームごとの道具(お題カード、紙、ペンなど)
- 景品の数: 1チームの人数分。同じものをそろえる
- 当たり方: チーム。勝ったチームの全員に渡す
- 詰まりやすい点: チームの人数がそろっていない。景品が勝ったチームの人数に足りない
対策として、景品は最も人数の多いテーブルに合わせて用意します。人数の差が勝敗に影響するゲーム(正解数の合計を競うなど)は避け、チームで1つの答えを出すゲームを選んでください。チームで行えるゲームは「二次会ゲームの定番20選」にまとめています。
人数と時間から方式を選ぶ早見表
方式は、景品ゲームに使える時間とゲストの人数の2つで選べます。次の表で、当てはまる欄の方式から検討してください。
| 使える時間 | 20名まで | 21〜50名 | 51名以上 |
|---|---|---|---|
| 10分以内 | じゃんけん大会 | じゃんけん大会、抽選 | 抽選 |
| 15〜20分 | チーム対抗 | チーム対抗、抽選とじゃんけん大会の組み合わせ | 抽選とじゃんけん大会の組み合わせ |
| 30分前後 | クイズの順位 | クイズの順位、ビンゴ | ビンゴ、スマホで答えるクイズの順位 |
表は次の考え方で作っています。
- 20名まで: 抽選やビンゴは当選者がすぐに行き渡り、短く終わりすぎます。全員の顔が見えるクイズやチーム対抗のほうが時間を使えます。
- 21〜50名: どの方式も行えます。使える時間で決めてください。
- 51名以上: 挙手や紙のクイズは、集計の手間と後ろの席の見えにくさが問題になります。席に座ったまま参加できる抽選やビンゴ、スマホで答えるクイズが向いています。
景品ゲームに使える時間は、二次会全体の進行から逆算します。時間の割り振りは「二次会のタイムスケジュール例」、余興全体の組み立ては「結婚式二次会の余興完全ガイド」を参考にしてください。
景品ゲームを当日スムーズに進める手順

景品ゲームは、どの方式でも次の4つの手順で進めます。
- 景品を紹介する。始める前に、景品の内容と数を見せます。
- 当たり方を伝える。誰に景品が渡るのかを1分以内で説明します。
- ゲームを行う。当選した人の名前を、司会とは別の人が控えます。
- 景品を渡して記録する。誰に何を渡したかを書き残します。
ルール説明は、次の文をそのまま使えます。かっこの中を方式に合わせて入れ替えてください。
これから景品をかけたゲームを行います。景品は全部で〇個、目玉は〇〇です。ルールはひとつだけ、(じゃんけんで最後まで勝ち残った方)に景品をお渡しします。(あいこは負けとします)。それでは、みなさんご起立ください。
当選者が複数出て決められないときは、次の一言で進められます。
同時に〇名の方がそろいました。景品は残り〇個ですので、前でじゃんけんをして決めていただきます。
景品を渡すタイミングは方式で変えます。ビンゴ、抽選、じゃんけん大会は、当選が決まったその場で渡すと流れが切れません。クイズの順位は、順位をすべて発表し終えてからまとめて贈呈すると、発表の途中で進行が止まらずに済みます。
大きな景品や持ち帰りにくい景品は、目録のパネルやカードをその場で渡し、現物は後日届ける方法があります。その場合は、届け先を聞く担当を決めておいてください。景品を用意しない進め方は「二次会ゲームは景品なしでも盛り上がる」で説明しています。
まとめ
- 二次会の景品ゲームは、ビンゴ、抽選、じゃんけん大会、クイズの順位、チーム対抗の5方式から選ぶ
- 当たり方は「運で決まる」「実力で決まる」「チームで決まる」の3つで、組み合わせると幅広いゲストに景品が渡る
- 10分以内なら抽選かじゃんけん大会、30分前後ならクイズの順位かビンゴが向く
- ビンゴは景品を増やすほど長くなる。同時にそろったときの決め方を先に伝える
- 当選者の名前と渡した景品は、司会とは別の人が記録する
よくある質問
二次会の景品ゲームは、1つに絞ったほうがよいですか?
メインを1つ決め、短い方式を1つ足す組み方がおすすめです。クイズの順位やビンゴをメインにして、じゃんけん大会を会の終盤に入れると、メインで当たらなかったゲストにも機会ができます。3つ以上入れると、説明と景品の受け渡しで歓談の時間が減ります。
ビンゴが時間どおりに終わらないときは、どうすればよいですか?
当選の条件をゆるめて終わらせます。「リーチの方も当選とします」と切り替えるか、残りの景品をじゃんけん大会で渡してください。切り替える時刻は、始める前に幹事の間で決めておくと迷いません。
景品の数は、何個用意すればよいですか?
方式によって必要な数が変わります。じゃんけん大会は1〜3個、クイズの順位は上位3〜5名分、チーム対抗は1チームの人数分が目安です。ビンゴと抽選は、数を増やすほど当たる人が増えますが、ビンゴは所要時間も延びます。予算の配分は「二次会クイズの景品の決め方」を参考にしてください。
新郎新婦も景品ゲームに参加してよいですか?
景品を受け取る側には入らず、景品を渡す側に回るのが一般的です。抽選の札を引く、じゃんけんの相手をする、当選者に景品を手渡す、といった役割をお願いすると、新郎新婦とゲストが話すきっかけになります。
HareQを使う場合
HareQは、ゲストがスマホで答える早押しクイズアプリです。使えるのは、5方式のうち「クイズの順位」です。問題は4択で、早く正解するほど高い得点が入り、集計と順位づけは自動で行われます。最終結果は5位から1位の順に発表できるので、挙手や紙のクイズで時間がかかる集計を省いて、そのまま景品の贈呈に進めます。
HareQでできるのは早押しクイズで、ビンゴ、抽選、じゃんけん大会、チームの得点を合計する対抗戦には対応していません。プレミアムのラッキーナンバーは、決めた順位の人に特別賞を出す演出で、抽選の機能とは異なります。クイズが始まったあとの途中参加はできず、会場のネットワークが必要です。参加できる人数は無料プランが10名、スタンダードが50名、プレミアムが200名までです(2026年10月時点)。10名まではクレジットカードなしで無料で試せます。




