結婚式や二次会のクイズで司会が読む台本は、開始の挨拶、参加方法の案内、ルール説明、練習問題、1問ごとの読み上げ、順位を伏せる案内、結果発表、景品贈呈、締めの9場面でできています。この記事には、9場面の文例をそのまま読める形で載せました。〇〇と(かっこ)の部分を自分たちの会に合わせて書き換えれば、台本として使えます。
文例は、ゲストがスマホで答える4択クイズを想定しています。紙や挙手で行う場合の差し替えは、記事の後半にまとめました。
そのまま読める結婚式クイズの司会台本

台本は、開始と参加案内、ルール説明と練習問題、本番の出題、順位を伏せる、結果発表と贈呈の順に進みます。次の9つの文例を、上から順に読んでください。
1. 開始の挨拶
挨拶では、何が始まるのかと景品があることを先に伝えます。歓談を中断してもらうので、30秒ほどで終わる長さにします。
みなさん、ご歓談中に失礼します。ここからは、新郎〇〇さんと新婦〇〇さんにまつわるクイズの時間です。お二人のことをどれだけ知っているか、全員で競っていただきます。上位〇名の方には、景品もご用意しています。
2. 参加方法の案内
参加方法は、ゲストがする操作を1つずつ区切って読みます。QRコードを映す場所がスクリーン以外(テーブルのカードなど)の場合は、その場所に言い換えてください。
参加にはスマホを使います。スクリーンに映っているQRコードを、カメラで読み取ってください。ページが開いたらニックネームを入力して、参加のボタンを押してください。押したあとは、画面を閉じずにそのままお待ちください。読み取れない方は手を挙げてください。スタッフがうかがいます。
全員の準備ができたら、受付を締めます。
まだ準備中の方はいらっしゃいますか。……それでは、参加の受付はここまでとします。
3. ルール説明
ルールは、答え方、制限時間、得点の決まり方の3つに絞ります。景品の内容をここで紹介する場合は、ルールのあとに1文で足します。
ルールは3つです。1つめ、問題はすべて4択です。2つめ、私が「回答してください」と言ってから、制限時間〇秒のうちに1つだけ選んでください。一度選ぶと変えられません。3つめ、早く正解するほど高い得点が入ります。間違えても減点はありませんので、迷ったら勘で選んでください。
4. 練習問題
練習問題とは、得点に入れずに答え方を試してもらう最初の1問のことです。全員が正解できる問題にして、回答できなかった人がいないかを確かめます。
まずは練習問題を1問やってみましょう。この問題は得点に入りません。練習問題。今日の主役、新郎のお名前はどれでしょう。……では、回答してください。……はい、そこまで。正解はA、〇〇さんです。うまく回答できなかった方はいらっしゃいますか。……大丈夫そうですね。ここからが本番です。
5. 1問ごとの読み上げ、回答の合図、正解発表
本番は、問題を読む、回答の合図、締め切り、正解発表の順番を毎回変えずに読みます。問題文と選択肢を読み終えてから合図を出すと、読むのが早い人だけが有利になりません。
第〇問。(問題文を読む)。Aは〇〇、Bは〇〇、Cは〇〇、Dは〇〇。……では、回答してください。
まもなく締め切ります。……はい、そこまで。
みなさんの回答を見てみましょう。一番多かったのはBですね。さて、正解は……Cの〇〇でした。〇〇さん、これはどんなエピソードですか。
現在の1位は〇〇さんです。続いて、第〇問にまいります。
2〜3問に1回は、ゲストにも声をかけます。
Aを選んだ方、手を挙げてください。〇〇さん、どうしてAだと思いましたか。
6. 終盤の順位を伏せる案内
残り2問になったら、途中経過の発表をやめて順位を伏せます。誰が上位か分からないまま結果発表を迎えられるので、最後まで全員が答える理由が残ります。
クイズも残り2問になりました。ここからは、上位の順位と得点を伏せて進めます。誰が勝っているかは、最後の結果発表までのお楽しみです。まだ逆転できますので、最後まで集中していきましょう。
7. 結果発表
結果は5位から1位の順に発表し、景品は発表がすべて終わってから渡します。先に「景品はあとでお渡しします」と伝えておくと、呼ばれた人が前に出てくるのを待たずに次の順位へ進めます。
以上で全問終了です。みなさん、おつかれさまでした。それでは結果発表にまいります。第5位から順に発表します。景品は、発表がすべて終わってからお渡しします。
第5位、〇〇さん。おめでとうございます。第4位、〇〇さん。第3位、〇〇さん。第2位、〇〇さん。そして第1位は……〇〇さんです。みなさん、大きな拍手をお願いします。
8. 景品贈呈
贈呈は1位から順に行い、新郎新婦に手渡してもらいます。感想を聞くのは優勝した人だけにすると、贈呈が長引きません。
ここからは景品の贈呈です。第1位の〇〇さんから順に、前までお越しください。新郎新婦からお渡しします。……〇〇さん、優勝のご感想をひとことお願いします。
9. 締め
入賞されたみなさん、おめでとうございます。参加してくださったみなさんも、ありがとうございました。最後に、新郎新婦からクイズの感想をひとこといただきましょう。……以上で、クイズの時間を終わります。引き続き、ご歓談をお楽しみください。
台本の〇〇には、新郎新婦の名前、制限時間、景品を渡す人数、問題文と選択肢を入れます。名前の読み方と呼び方(さん付けか、あだ名か)は、新郎新婦に確かめてから書き込んでください。正解発表のあとに新郎新婦へ聞く質問も、問題ごとに1つ決めておくと、その場で言葉に詰まらずに済みます。
特別賞を入れる場合の文例と、景品を何位まで用意するかは「二次会クイズの景品の決め方」で説明しています。
クイズ30分の時間配分と問題数の目安
クイズコーナーを約30分で行う場合、本番の問題は10問前後が目安です。台本の場面ごとに時間を割り振ると、次の表になります。
| 場面 | 時間の目安 | 台本の番号 |
|---|---|---|
| 開始の挨拶と参加方法の案内 | 5分 | 1、2 |
| ルール説明と練習問題 | 3分 | 3、4 |
| 本番の出題(10問) | 16分 | 5、6 |
| 結果発表 | 3分 | 7 |
| 景品贈呈と締め | 3分 | 8、9 |
最も時間が読めないのは参加方法の案内で、全員がQRコードを読み取るまで次に進めません。開始が遅れたら、本番の問題を減らして取り戻します。そのために、出題する順番を「必ず出す問題」「時間があれば出す問題」に分けて台本に書いておいてください。
減らすのは中盤の問題です。順位を伏せたあとの最後の2問は残します。
問題の作り方と並べ方は「結婚式クイズの作り方完全ガイド」、問題のネタは「新郎新婦クイズの問題例30選」を参考にしてください。
司会と操作担当の合図を決めておく

司会と画面の操作は、別の人が担当します。司会は会場を見て話し、操作担当は画面の操作に集中するためです。2人の間では、司会のどの言葉で操作担当が画面を切り替えるかを決めておきます。
| 場面 | 司会の合図の言葉 | 操作担当がすること |
|---|---|---|
| 問題を読む前 | 「第〇問」 | 問題を表示する |
| 問題を読み終えたあと | 「では、回答してください」 | 回答の受付を始める |
| 締め切り | 「はい、そこまで」 | 回答を締め切り、集計を表示する |
| 正解発表 | 「正解は……」 | 正解を表示する |
| 残り2問 | 「順位と得点を伏せて進めます」 | 順位の表示を伏せる |
| 結果発表 | 「第5位」「第4位」 | 順位を1つずつ表示する |
合図の言葉は毎回変えません。司会がその場で言い回しを変えると、操作担当は押してよいのか迷います。司会の側も、画面が切り替わったのを見てから次の文を読んでください。
この表は台本の余白に書き込み、操作担当にも同じものを渡します。問題を減らすときの伝え方(司会が指で残りの問題数を示すなど)も、2人で決めておくと安心です。
紙や挙手のクイズで読むときの差し替え
紙や挙手のクイズでも、同じ台本を使えます。差し替えるのは、参加方法の案内、回答の合図、正解発表のあとの3か所です。
| 場面 | 紙に書いて答える | 挙手や○×の札で答える |
|---|---|---|
| 参加方法の案内 | 「テーブルの回答用紙とペンをご確認ください」 | 「テーブルの○×の札をお持ちください」 |
| 回答の合図 | 「答えを書いてください。10秒数えます」 | 「せーの、で挙げてください」 |
| 正解発表のあと | 「正解した方は丸をつけてください」 | 「間違えた方は、お座りください」 |
| 結果発表 | 「正解が一番多かった方は、何問でしたか」 | 「最後まで残った〇〇さんが優勝です」 |
紙や挙手のクイズには限界もあります。紙は採点と集計の時間が必要で、5位まで順位をつけるには集計の担当と数分の間が欠かせません。早さで差がつかないため、同点も多くなります。挙手や札は、後ろの席から見えにくく、人数が多いと数えきれません。
そのため、紙のクイズでは景品を渡す人数を上位1〜3名に絞ります。挙手のクイズは、間違えた人から座る勝ち残り形式にすると、集計せずに優勝者が決まります。
進行が止まりそうなときのつなぎの一言
進行が止まりやすい場面は決まっているので、つなぎの一言を台本の最後に書いておきます。黙って待つ時間ができると、ゲストは何が起きているのか分からなくなります。
| 起きること | 司会の一言 |
|---|---|
| QRコードを読み取れない人がいる | 「準備中の方がいらっしゃるので、少しお待ちください。その間に〇〇さん、今日の意気込みをどうぞ」 |
| 画面が切り替わらない | 「ただいま画面を準備しています。その間に、新郎にここまでの感想を聞いてみましょう」 |
| 時間が押している | 「みなさんのおかげで盛り上がり、お時間が迫ってきました。クイズは残り2問です」 |
| 同点の人がいる | 「同点の方がいらっしゃいます。先に答えた方を上の順位とします」 |
| 呼んだ名前の人が分からない | 「〇〇さん、どちらにいらっしゃいますか。手を挙げてください」 |
同点のときの決め方は、クイズを始める前に決めておきます。ニックネームで参加してもらう場合は、参加方法の案内で「誰か分かる名前でお願いします」と添えると、結果発表で名前を呼んでも人が見つからない事態を防げます。
クイズ以外の場面を含めた二次会全体の台本は「二次会の司会台本テンプレート」、話し方とタイムキープは「二次会の司会進行のコツ」にあります。
まとめ
- 結婚式クイズの司会台本は、開始の挨拶から締めまでの9場面でできている
- 1問ごとの読み上げは「問題を読む、回答の合図、締め切り、正解発表」の順番を毎回変えない
- 残り2問で順位を伏せ、結果は5位から1位の順に発表し、景品は発表が終わってから渡す
- 約30分なら本番は10問前後が目安。減らすときは中盤の問題を減らし、最後の2問は残す
- 司会と操作は別の人が担当し、画面を切り替える合図の言葉を決めておく
よくある質問
司会は台本を見ながら読んでもよいですか?
見ながら読んで問題ありません。問題文と選択肢は読み間違えると正解が変わるので、暗記するより台本を正確に読むほうが安全です。挨拶と正解発表のあとの一言だけは、顔を上げてゲストを見ながら話すと会場に伝わりやすくなります。
ルール説明はどのくらいの長さにすればよいですか?
1分以内が目安です。答え方、制限時間、得点の決まり方の3つに絞り、残りは練習問題で実際に試してもらいます。口で長く説明するより、1問やってみるほうが早く伝わります。
司会と操作担当を1人で兼ねることはできますか?
ゲストが少ない会なら兼ねられますが、2人に分けるほうが進めやすくなります。1人で兼ねると、画面を操作している間は会場を見られず、ゲストの反応を拾えません。分けられない場合は、問題を読み終えてから操作し、操作の間は話さないと決めておいてください。
結婚式クイズの問題は何問用意すればよいですか?
約30分のコーナーなら、練習問題1問と本番10問前後が目安です。時間が余ったときのために、予備を2〜3問足しておきます。出題する数は当日の進み具合で変わるので、台本には出す順番と、減らしてよい問題の印を書いておきます。
HareQを使う場合
HareQは、ゲストがスマホで答える4択の早押しクイズアプリです。この記事の台本は、HareQの進行にそのまま当てはまります。ゲストはQRコードを読み取ってブラウザから参加でき、アプリのインストールは要りません。早く正解するほど高い得点が入り、集計と順位づけは自動です。練習問題に設定した問題の得点は、本番の合計に加算されません。残り2問を目安に上位の順位と得点を伏せるブラインドモードと、最終結果を5位から1位の順に発表する画面があり、問題数は司会が当日決められます。
できないこともあります。HareQでできるのは早押しクイズで、ビンゴ、抽選、チームやテーブルごとの得点の合算には対応していません。クイズが始まったあとの途中参加はできないため、全員の参加を確かめてから受付を締めます。会場のネットワークも必要です。参加できるゲストは無料プランが10名、スタンダードが50名、プレミアムが200名までで、出題側の新郎新婦は人数に含みません(2026年10月時点)。10名まではクレジットカードなしで無料で試せます。




